利用者様・
ご家族の方へ

利用者様やご家族の方へ丁寧に寄り添う

利用者様や
ご家族の方へ
丁寧に
寄り添う

よろず相談室のできること・メリット

よろず相談室は、自分らしい最後を迎える準備のサポートをします。

健康・生活に関すること
病院・介護施設(訪問・在宅診療やデイケアなど)との連携、
緊急時の対応、終末医療のことなど

お金の管理・財産の整理・相続に関すること
認知症になった際のお金の管理のための成年後見人、遺言作成、相続、不動産のことなど

人生の終焉後に関すること
葬儀、お墓、身寄りのない方の永代供養、遺品整理などエンディングサポート

ご利用のメリット

ご利用のメリット Before
  • 在宅療養を希望しているが、
    家族の介護負担病状が悪化した際の対応が不安
  • 在宅療養に関する多くの事業者に
    個別に連絡することが大変
ご利用のメリット After
  • よろず相談室に相談するだけで、
    適任な各事業者と連携し、
    相談内容に応じた対応
    をしてもらえる
  • 在宅療養の全容について説明してもらい
    不安が軽減できた
    適切な在宅療養サービスも提案してもらった

在宅療養を
お考えの方へ

在宅療養を受ける準備 - 在宅療養のスタート

在宅療養を受けるに
あたって必要な準備

介護保険で要介護認定の申請を行う

要介護認定と申請の必要性

在宅医療をスタートする際に、介護保険を利用する可能性もあるので要介護認定の申請を行っておくことが必要です。要介護認定がなければ、介護は全て自己負担となってしまい、経済的な影響が発生します。

要介護認定とは『現在の状況はこうなので、この程度の介護サービスが必要となる』というような、本人がどの程度の介護や支援、援助が必要かを数字で示したもので、「要支援1~2」「要介護1~5」に分かれます。

要介護認定は要支援よりも要介護の方が専門的な支援が必要と判断され、さらに数字が大きくなればなるほど必要な支援や援助が多いということになりますので、その分給付額も大きくなります。

65歳以上で『介護保険被保険者証』が交付されますが、それを呈示しても介護保険を利用できるのではありません。介護保険を利用したい場合には、要介護認定の申請を行い審査を行われ、要介護認定を受けた場合に利用することが可能となります。

要介護度
支給限度額
目安となる状態
要支援1
50,030円
基本的な日常生活の動作は一人で行えるが、一部動作に見守りや手助けが必要。
要支援2
104,730円
筋力が衰え、立ち上がり・歩行が不安定。介護が必要になる可能性が高い。
要介護1
166,920円
日常生活動作の一部に介護が必要。認知機能低下も少しみられる。
要介護2
196,160円
要介護1よりも日常生活動作にケアが必要で、認知機能の低下がみられる。
要介護3
269,310円
日常生活動作にほぼ全面的な介助が必要で、見守りも必要になる。
要介護4
308,060円
要介護3以上に動作能力が低下し、介護なしには日常生活が困難となる状態
要介護5
360,650円
日常生活全体で介助を必要とし、コミュニケーションも難しい状態。
要介護の認定は申請から1〜3か月ほど時間がかかります

要介護認定を受けるためには、それぞれの市役所等の介護保険課へ連絡し申請を行いましょう。申請後、自宅へ調査員が訪問し、聞き取りを行い心身の状態を把握・確認し調査書へ記入します。主治医からの意見書や調査書をもとに、どの程度介護等が必要かを考察し要介護度を判定するので、約1カ月~3カ月程度時間がかかります。
在宅医療を行うためにはできる限り、要介護認定の申請は早くに行っておくことがおすすめです。

要介護認定の手続きの流れ

自分の想いや希望を
まとめておく

在宅医療では、患者の意思や希望が非常に重視されます。このため、在宅医療を始める前には、以下の準備が必要です。

自分の意思の明確化
患者本人の想いや希望を明確にすることが大切です。これは、在宅医療が患者の意思に基づいて行われるためです。自分の意思をノートにまとめたり、家族に伝えておくことで、在宅医療の方向性を決定する際に役立ちます。

目標設定と家族の理解
在宅医療の目標は、症状の緩和や継続的な医療処置にあり、新しい治療ではなく自宅での質の高い生活を目指します。このため、患者と家族の間で十分なコミュニケーションが必要になります。互いの願いを理解し合うことで、在宅医療の過程をスムーズに進めることができます。

終活ノートの活用
「終活ノート」や「エンディングノート」などを利用して、自分の希望する治療方針や考えをまとめておくことが有効です。これにより、何かあった時に、在宅医療の希望や延命治療についての考えを家族や医療提供者に伝え、尊重してもらうことができます。

在宅診療について
わからない事は誰に
相談するの?

在宅医療を検討中の際、疑問や不安が生じることは自然です。直接的な医師の説明が限られているため、事前に疑問点を解消することが必要です。

家族の役割
患者を支える家族も不安を感じやすいです。早期に専門家や他の家族メンバーと相談し、サポートを求めることが大切です。

専門家への相談
不明点がある場合、かかりつけ医やケアマネージャーに相談することが良い方法です。必要に応じて、他の専門家のアドバイスも得られます。

在宅医療の円滑な開始
これらの相談を通じて、在宅医療の開始をスムーズに進め、より良いケアを実現することができます。患者と家族の不安を解消し、満足度を高めることにつながります。

在宅診療が
スタートするまでの流れ

  1. 在宅療養への
    切り替え準備

    在宅診療を希望する方は、現在通院中または入院中であれば、担当の医師や看護師、医療相談室、地域連携室に相談してください。病院は紹介状を用意し、直接または担当者を通じて訪問診療を委託するクリニックに連絡をしてください。
    訪問診療に切り替えても、病院との連携は続きます。また、ケアマネジャーや訪問看護師、地域包括支援センターにも相談できます。

    直接、よろず相談室に電話での問い合わせも可能で、対応いたします。急な往診の必要性や往診地域についての問い合わせも歓迎します。

  2. ご面談

    事前に初回面談の日程調整を行います。
    担当者が、ご自宅などへ伺います。また、当日は、患者・利用者様やご家族様も参加していただければと思います。

    面談時ご用意いただくもの

    • 病院や医院からの紹介状等
    • 健康保険証
    • 介護保険証
    • 障がい者手帳
    • お薬手帳

    面談当日は、在宅診療の説明を詳細にさせていただきます。また、問診表を記入していただき、カルテを作成の準備などを行います

  3. 訪問診療の
    開始・定期訪問

    自宅または施設に院長または、担当医師が伺います。メディカルスタッフ(医療サポート)が 1名同行します。患者さんの状況によって、訪問看護師やケアマネジャーが同席する場合もあります。

    定期訪問
    訪問診療は基本的に月2回ご自宅または施設に伺いますが、病状等によって往診回数の調整、臨時訪問を行います。訪問予定日は患者さんやご家族の都合を確認の上、調整しております。
    在宅医療では医師の訪問診療のほか、訪問看護師、訪問薬剤師、リハビリ、そのほかの介護保険サービスなどと 連携を取り、チームで行います

    訪問診療の開始・定期訪問

その他相談窓口

また訪問診療開始後も、紹介病院等と密接に連携しながら、患者さん・ご家族 の生活を支えていきます。医療的な連携は、もとより、日常生活に関する相談も当院担当者にご相談をいただければ、内容により、対応など専門家との連携をとらせていただきます。

利用者様の事例・お声

よろず相談室のグループである、医療法人社団幸生会 北坂戸クリニックファミリークリニック(在宅療養支援診療所)にて在宅療養をご利用いただいている方のお声をご紹介いたします。

Q&A・
よくいただくご相談

利用者様のお悩み

家族に負担をかけたくないのですがどうすれば良いでしょうか?

利用者様の住居や施設の環境、受けている医療や介護的処置の状況を理解したうえで、それぞれの利用者様とご家族の精神的負担と身体的負担の両方を軽減できるように支援します。多職種を包括して相談窓口をよろず相談室に1本化し、それらの事業者との連携により適切なアドバイスを提供します。また、ご家庭ごとの介護力に応じて適材適所のサポートを行います。

利用者様のお悩み

在宅療養にかかる費用面で不安があります。

在宅療養の費用について、何ができていくらかかるのか理解されている方は少ないです。よろず相談室では、相談員が訪問診療・看護や介護施設、相続、成年後見人制度、エンディングサポートなどに関して多職種連携の中で、ご支援させて頂きます。また、公費制度などについての解説や、士業による確定申告の際の医療費控除などの支援も行います。

ご家族のお悩み

本人を自宅で看ることに不安があります。

在宅療養や自宅介護を本当に行うことができるのか、また、いつまで介護などを頑張り続けなければならないのかと、不安に思われるご家族の方は少なくありません。よろず相談室では、さまざまなご家族の事情に合わせてご助言を行います。連携している訪問医や訪問看護師、介護職員がご家族に対してアドバイスすることで不安を軽減し、連携している専門医と訪問看護師による終末期・緩和ケアで本人の苦痛を緩和します。もし在宅療養が困難と判断された場合には、レスパイト(入院やショートステイ)先も紹介しています。

ご家族のお悩み

在宅療養の内容について知りたいのですがどうすれば良いでしょうか?

よろず相談室の相談員が在宅療養の内容について丁寧に説明し、ご家族が納得できる適切なサポートプランを提案します。また、ご家族への介護方法の説明も行っています。ご家族が在宅療養や介護のすべてに対応しなければならないと気負うことなく、適材適所で進められるように支援します。

ご相談・お問い合わせ